今回の出張手術は、サイナスリフトと骨移植の手術で依頼を受けて行ってきました。

サイナスリフトとは上顎洞に骨を移植する手術ですが、上顎洞とは上顎の骨の更に上方に鼻とつながった空洞があります。それを上顎洞と言います。

文章ではとてもイメージし難いですが、上顎の歯を抜けたまま放置しておくと上顎の骨は吸収して薄くなり、上顎洞は大きくなっていきます。

骨が薄くなるとインプラントを埋入することができないため上顎洞に骨を移植してインプラントを埋入できるだけの厚さを確保する手術で、インプラント手術をするための前処置的な手術になります。

今回のサイナスリフトは隔壁といって上顎洞が2つに分かれている難易度の高いものでしたが静脈内鎮静法を行い抗生剤や腫れ止め、痛み止めなどを点滴から投与する事により術後の腫れや痛みをほとんど抑える事ができました。

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  隔壁がある場合は隔壁を避けて
  2ヶ所から穴を開けて手術を行います。