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嘔吐反射(絞扼反射)・歯科恐怖症外来について

嘔吐反射(絞扼反射)・歯科恐怖症外来とは?

クリスタル歯科センターでは、嘔吐反射が激しく、口の中に器具や機械が入ってくると「オエッ」となってしまい歯科治療の必要があってもうまく治療を受けられない方や、歯科治療に対して大きな不安や恐怖心が強く、歯周病や虫歯で歯が痛くても治療を受けることが出来ない方にリラックスした雰囲気の中で笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法を行うことにより、とても快適に治療を受けていただくことが可能です。
また笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法を行うことにより、1度にたくさんの歯を治療することも可能です。

クリスタル歯科センターでは、嘔吐反射でまったく歯科治療が受けられなかった方も、静脈内鎮静法で快適に治療を受けて、その後のトレーニング治療で通常診療が可能になった患者さんも多数いらっしゃいます。

嘔吐反射の強い方や、歯科治療に対して不安や恐怖心の強い方は、ぜひご相談ください。

笑気吸入鎮静法

笑気吸入鎮静法とは、笑気ガス(亜鉛化窒素ガス)を鼻から吸引しておこなう鎮静法で、「笑気麻酔」とも呼ばれます。 笑気ガスを吸引することで不安や恐怖心などを軽減させるのが特徴ですが、後述する静脈内鎮静法と同様に、吸引中に意識がなくなることはありません。

○笑気吸入鎮静法のリスク・副作用
・鎮静効果が不確実なケースがある。
・喘息などの呼吸器疾患がある方には使用できない。
・鼻にマスクをするため、鼻づまりなど鼻の病気があることで鼻呼吸ができない方には使用できない。
・鎮静効果に個人差があり、人によっては痛みを感じることがある。

○笑気吸入鎮静法の治療の流れ
1.笑気ガス吸入 鼻マスクをかけて、鼻から酸素を規則正しく呼吸をしていただきます。
笑気の濃度を徐々に上げながら、適度な鎮静状態へと導きます。少しお酒に酔ったような気分になったり、手足が暖かくなったような感じがすることがあります。

3.局所麻酔
5分ほどして、鎮静状態が確認されれば必要に応じて局所麻酔を行います。
笑気ガスの影響であまり強い痛みを感じません。

4.歯科治療
鎮静の状態を観察しながら笑気の濃度を適正に保ち、歯科治療を行います。
鎮静が深くなりすぎるようであれば、簡単に鎮静の深さをコントロールできます。

5.治療終了
お帰りまで15分ほど待てば、そのまま帰宅できます。
特に生活の制限はありませんが、車の運転をされる場合は少し長めに時間をおいたほうが良いとおもいます。待合室でゆっくりされてからご帰宅ください。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法とは、点滴から精神安定剤を静脈内に投与する方法です。鎮静されている患者様は安らかな気持ちになり、さらに処置時の痛みなどの不快な記憶も和らげられ、ストレスを軽減した円滑な診療が受けられます。
患者様はほとんど半分眠ったような状態となり、2~3時間の診療もあっと言う間に終わった様に感じます。これにより、治療時間を充分にとることができ、一度に多数の歯を治療することも可能です。患者様の通院回数を減らすことにもつながります。多数のインプラント手術をする場合や骨造成術(ソケットリフトやサイナスリフトなど)の手術に向いています。全身麻酔の様に入院や気管にチューブを入れる必要もなく、処置中はモニターで血圧、脈拍、心電図、呼吸状態を常時管理して安全に行われます。「ペインコントロール」の観点から術中術後の痛みや腫れの軽減にも重点を置き、痛み止めや腫れ止め、抗生剤を併用することにより、局所麻酔のみの手術に比べて術後の腫れや痛みが格段に軽減され、患者様の負担も格段に軽減されます。静脈内鎮静法は、麻酔科研修施設で麻酔の研修をしっかり受けたドクターが行うべき治療法です。
また静脈内鎮静法のもとインプラント手術を行う場合には、当然インプラント術者も麻酔研修施設で研修を受けたドクターが行う必要があります。

○静脈内鎮静法のリスク・副作用
・薬を使用する以上、全ての方が適応ではなく受けられない方がいらっしゃいます。
・静脈内鎮静法の場合、術後には眠気やふらつきなどが生じます。

麻酔薬とは麻酔作用の他に、血圧低下、頻脈、徐脈、悪心、嘔吐、興奮、異常運動などの副作用を起こすことがあります。
特に高齢の方や持病(特に心臓、中枢神経の病気など)をお持ちの方、危険性のある手術を受ける方では低血圧、不整脈、呼吸不全、肝・腎不全、局所麻酔中毒、アナフィラキシーショックなどの突発的で重篤な副作用が起こりうることもあります。
麻酔科医は細心の注意を払い重篤な併発症が起こらないように努め、万が一発生した場合は最善を尽くして対応します。

○治療の流れ
1.事前の体調確認
体調や当日の注意事項など再度確認させて頂きます。
不安なことや疑問点があればご遠慮苦なくご質問ください。

2.生体情報モニターの設置
血圧計や心電計、パルスオキシメーター(爪で動脈中の酸素濃度を測る器械)などをつけます。
3.点滴を注入
点滴で麻酔薬を注入していきます。注入後すぐに効果が出始めていき、ゆっくりと眠くなってきますが、意識もあり会話もできます。
この時の会話も術後ほとんどの患者さまは覚えていません。

4.治療開始(モニタリング)
麻酔が効いているか確認した後、治療を開始します。
治療中も術者とは別の麻酔担当医が異常がないか常にモニターで身体状況をチェックしています。

5.リカバリー
治療後は麻酔効果が抜けるまでのあいだ少しお休みして頂きます。
眠気やフラつきがないことを確認して、その後の注意事項を再度お伝えしてからご帰宅頂けます。

クリスタル歯科センターでは、麻酔研修施設で研修を受けたドクターが静脈内鎮静法を施術しております。

静脈内鎮静法 33,000~110,000円(税込)
嘔吐反射・歯科恐怖症外来のご相談はこちらから メールフォームより承っております
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